そして [国体へ向けて]
初日、調子はよかった。
先発で来ていて、我らと入れ替わりで帰る高校生の久保田などとタイム比較も行いたかったのだが、
ポールは午後から入ることになった。
中緩斜面の銀龍コース。
サホロの時の良いイメージのままスムーズに滑ることができた。
「古川さん、滑り変わった?」
っという嬉しい言葉が聞けていた。
初日から40秒程度のセット。
中国の乾いた雪は、非常に滑る。
銀龍コースは、斜面変化の少ない一様なバーンの中緩斜面。
雪が滑るので、すぐスピードにのり、圧のかかったターンで落ち着いてゲートに入れる。
翌日も、銀龍コースで、調子はよかった。
だが、風邪は治っていなかった。
結構咳き込んでいた。
滑りすぎ防止と、体調不良を理由に他のメンバーより早めに上がった。
そして、3日目(1月1日)から金龍コースだ。
少々の変化があるが、中斜面だ。
(これまでにアップした中国のGS動画は金龍コースである。)
ここの中腹部が、FISレースのスタートになっている。
日本にしてみたらそれほどの急斜面では無いのだが、とにかく雪が滑るので
どんどんスピードがあがってしまう。なれないとちょっと怖いコースだ。
この日は、FISのスタートのちょっと下からセットを張り、約40秒のセットを立てた。
じつは、風邪を引いているので、元旦は休んでも良いかなぁと思っていた。
だが、翌日の1月2日は、金龍山頂から実戦セットを張るという。
1月3日は、11時ぐらいまで滑ったら北京に戻らなければならない。
そういった焦りもあり
1日は午前中だけ滑ることにした。
つづく
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