初心#2

二本目のインスペクションに行くと、
スタート付近には野沢温泉SCの方がいて
「古川君、笑わせないでよ！」
と、、

私、「いやー、笑わせようとおもってやったんじゃ無いんですが、、、」

「次のスタートの選手笑いながら出ていたよ」


（あ、それは迷惑ですねぇ。。）(*_*)
（でも、結果はそれなりに出たのかな？リラックスできてよかった？？）

ま、そんなことより
２本目をしっかり滑ろうとインスペクションをした。

１本目よりしっかりとインスペクションできたと自分でも思った。

ゴール付近には一本目ラップの片桐選手が、正一さんにいじられているところだった。

大差を付けての１本目１位なだけに、緊張している片桐選手。

今回は優勝がだいぶ見えているだけに
そうとう緊張している様子。

みんなで和ませていた。。


こんな、観客的な視線と、自分のレースへの真剣な気持ちとは両立するんだろうか？

複雑な心境のまま
２本目のレースの開催の時刻が迫ってきた。

私は６３番と１本目よりはだいぶ早いスタートとなったが
まだ時間に余裕があるので
前走の滑りをゴールハウス前から確認してから、山頂へとあがった。

山頂についてしばらくして
片桐選手のスタート。

「１分6秒台で行って欲しいが、7秒台でも大丈夫だから、、」
そう思っているみんなの気持ちのなかで放送がかかる

「１分6秒32」

優勝だ。。


自分も選手として参戦している大会だが
なんか、嬉しい気持ちになった。

さ、「俺も頑張ろう！」

とはいえ、ラストを滑る選手。

全日本といえども、スタートは寂しい雰囲気になる。

サービスマンも帰り出す。


これがラストを滑る選手の寂しさだ。

ただ、私の前を滑る若い選手達は、１本目の私のことを覚えていて
スタート付近はわりと和んだ雰囲気であった。


「今年は国体も出ていないし、この一本にかけるんだ」

そう思ってスタートした。

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よろしくお願いします。

コメントもお願いしマース。