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SJ3SG 野沢温泉大会最終日 [スーパーG]

SJ3SG 野沢温泉大会最終日
河野 社長がセッターだった。

どんなセットが立つかは、前日から話題になっていた。

「きっと、大半径は、本当に大半径なんだろうな!」
「DHみたいなセットがたつんじゃないだろうか?」

過去にも、DHのようなセットがたったこともあり
我らの噂のネタにはこまらないセッターだ。

チャレンジコースはゴールからは、ゴール前の急斜面を見上げることはできるのだが
その上の大半径およびその後のジャンプ部分をみることはできない。

lift.jpg
ゴール脇の高速ペアリフトにのってあがっていく途中に
その全貌をみることができる。

だから、朝一番にこのリフトに乗ったとき
セットをみるときにわくわくしながら見るのである。


そして、この日、、、

リフトに乗ってあがった我らは予想を上回るセットに、さらにわくわくさせられたのである。


昨日、廊下をでたあとの90°ターンは、トリプルゲートの出口がジャンプであり
その後が反対向きのジャンプという急なセットであった。

昨日は、うまく前半から板をずらし、板の方向を決めた一樹さんの一人勝ちであった。
一個目のジャンプは失敗したものの、二個目のジャンプまでにうまく板の修正をした江原選手は見事2位に入った。
そして、悪い見本とも言うべき、1個目のジャンプを悪い予想通りもアンダーをだして失敗したわたしは
25位という結果に終わった。



そして、
最終日のこの日のセットは、
廊下かから徐々にターンが始まり4旗門目でジャンプし、そのターンのまま5旗門目も同じ向きでジャンプ。

SG.jpg
つまり、リフトから見る限り5旗門による1つのターンの中に2つのジャンプがある。


つまりカスミでのターンのあとは、ジャンプまではこのターンのみ。

カスミのターンは、13~15旗門目。
うまくつなぐと、18旗門目までが1ターン。
そして、19旗門目から24旗門目まででもう1ターンという
なんともすごいターンでセットがたっていた。

しかも、ジャンプ後の25旗門目は、右に90°を越えるターンであり、26~27旗門目も大ひっく左に逃げないと急斜面入り口の28旗門に入れないというセット。


インスペクションでは、大半径を重点的に下見した。

たぶん23旗門目は外側を通った方がよいのだが、
高速度でどの程度のターンができるのか予想がたたなかった。

昨日のように、落とされてしまえば、それこと旗門不通過。


いろいろな速度とラインを想定し40分のインスペクションのほとんどをこの大半径に使った。



この日は晴天。

コースに問題はなかった。

だが、安全確保のためか
念入りにコース整備が行われていた。

私が見た限り、コース係だけでなく、社長も大半径の外側の雪をかきだしていた。

それだけ大半径の安全確保に集中していたと言うことだろう。


こうやって、この楽しそうな大会は10分遅れて始まった。。


前走の片桐選手にコースの状況を聞くと、、
結構飛んだそうだ。

吉越選手によると、
最後のジャンプは、左側のラインを通らないとならないが
そこがややしゃくれていると、

だから、結構飛距離がでると。


女子の競技がはじまって50分ほどで男子の競技も始まった。

ただし、わたしは昨日の25位という成績からスタートも25番。

チームメイト達からもだいぶ遅れたスタートとなる。

とはいえ、昨日1位の渡辺一樹選手からはスタート順では10番しか変わらないのだが、、、



大半径で失敗しないよう
十分イメージを高めてスタートした。

スタートから8旗門はほぼ直線の緩斜面。

5旗門目に落差の大きなジャンプがある。

ここをプレジャンプするこで、吸収し
大きく飛ばされないで下り斜面でスピードを得る。

何も考えず、クローチングを深く組み直し、進行方向の確認のために前を見る。


と、そのとき

目前にフラッグを振っている男性を
見つけた。。


一瞬

「何だあれ?」
と思ったのもつかの間。

「そうだ。フラッグゾーンだ。」

前の人がカスミで転倒したんだ。。


急ブレーキをかける。

そのときの雪煙と停止にかかった時間で、

かなりスピードが出ていたことを実感した。


フラッグを振るコース係の前ぎりぎりで停止。


あーー

でも冷静に対処しなくちゃ。


ここからモービルにのってスタートまで行くんだよな。。


えっと、

係「すいません!大半径で、ネットに突っ込んだようで。。」

私(大半径なんだ、、、)

(あ、そうそう板重ねられるのいやだな。。WAX落ちるし)


というか、今の停止でゴーグルに水滴がついてしまった。。。


私「すみません。。。ゴーグル吹くものありますか??」


係「これでよいですか?」

コース係の方が自前のティッシュをくれた。
私「すみません」

係「いえいえ、こちらこそすみませんでした。」

なんかとっても感じの良さそうな人だった。


それでゴーグルを拭いたら

私「すみません、板って重ねなくてはいけないんですか?」

そうしたらまた、
係「一個しかないですが」
と、自前の板留用のベルクロを貸してくれた。

とうことで、モービルにのり、スタートへ。

スタートではほかの選手が「お疲れ様。」「がんばって!」と
声援をくれた。。


「つっこんだの古川さんじゃないんだ?」
「カスミ?」
私「いや、大半径らしいですよ」


時間はだいぶ余裕があるようだ。
体力も回復できそう。

(ここは、ネガティブに考えちゃいかんな。ジャンプ一回飛べたんだから次は安心していけるな)
ストレッチをしていると、スタート係が聞いてきた
「何番目にスタートしますか?」
まだ7旗門しか滑っていないし、そんなに疲れていないな。


「3人後で」


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