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東京都選手権GS#2 [アルペンスキー]

昨日の続き。

例年、ここで飛ばされてラインを落としてしまう。
けれど、SGのジャンプに比べればたいしたことはない。
SG2位の経験を活かしそう!

ラインはきまった。
周りの選手のインスペクションのラインよりタイトなライン
飛ばされない気がしていた。

そうやって、20分かけたインスペクションによって、自分としてはほぼ完璧にインスペクションは終了した。
スピードが出すぎた場合のラインと、思ったより出なかった場合のラインも考える事ができた。
特に、いままで苦手としていた急斜面最後、90°以上フォールラインが右へと変わる大半径も自分の滑りが予想できた。

いける!

コース中央部、クワッド降り場付近でみた前走の滑りも予想と同じであった。

スタートへあがるリフトの上で、コースを滑るイメージトレーニング。
ペアリフトなので、隣のおばさんから「変な人だなぁ」と思われるかと思ったが、、
やはりクローチングする箇所では、手を前にださないとイメージが沸かない。。。

時計をみる。イメージタイムは1分5秒

女子選手が1分9秒台で滑っているから、かなり速く滑れたイメージだ。。

「ま、まずまず。失敗しなければ行ける」

スタートへつく。
雪温計をわすれてしまった私は、早川さんから雪温計を借りた。

あとから塗るフッ素が効くのが-6℃以上。
雪温系は、、-6.5℃。。。。

うーん、

ここは、山頂。スタート後は、正面に太陽光を受けている。

フッ素を塗ろう。

R≒0フッ素ケーキを塗る。

滑走面を雪に漬け、板を冷やす。

冷え固まったところで、ブラッシング。
スタート前のブラッシングは疲れる。。が、ころがウォームアップか。

どちらかというと精神統一の場に近い儀式かな。。

ナイロンブラシ後、手で持ってすべららせてみる。

山頂部の寒い雪質でも、滑っている。
「行ける!」

男子競技前の前走は梅沢望が1番。

東京の国体予選を4位で、逃した望。綺麗に滑っていった。

「俺は攻めるぞ。そうすれば勝てる」

「1旗門目はクローチング!!」

 

役員「競技開始3分前です」

「うぉりゃー」
気合いが入る。

役員「競技開始2分前」
一度バックルを全部締め、しまり具合を確認。
そして、ゆるめる。

役員「競技開始1分前」
コート脱ぐ。

風にのってコートはじゃまな位置へ。。
スタート係の役員さんに移動してもらった。。「済みません

そんなこんなで、「緊張」と「リラックス」をまぜる内に

1番(ゼッケン77番)スタート。

チャンピオンのスタートハウスは雰囲気がある。
ログハウス。

気持ちが盛り上がる。

2番が、準備開始。
次は私だ。

「ウォーー。。」足踏みする。

脚の中野血よ廻れ!

2番がスタート。

いよいよ、スタートだ。
スタートハウスから覗く景色がさらに綺麗だ。
今日は天気が本当によい。

スタートバーの手前にストックをついて周りを見渡す。

今日はセパレートのネットがやや後ろに張られたため、声援は聞こえるものの
ギャラリーの顔は見えなかった。

「ガンバです!」

「おぉ!」

ピー (10秒前)

ストックをスタートバーの向こうに着く。
1旗門目が「当たってくれ」と立っている

ピッツ、ピッ、ピッ ポー。

「ガンバー」の声援と共にスタート

「いけいけいけー」
1旗門目に、どのラインよりもタイトに当たっていく、、、

と、ここで1旗門目にアームガード(製品名はスライテック)を引っかけてしまった。

本当は、グローブとネジ止めする製品なのだが、面倒くさくてしていなかった。

左手が引っ張られた。

ラインとしては、それほどのロスはなかった。

ただ、スライテックの位置がずれたような気がした。

「もしかして、グローブとスライテックの間に隙間あいてねぇーか?」
「そんなところに、ポール入ったら、完全に引っかけてしまう」

よく、考えれば、そんなにずれることの無い製品。
だが、滑っているし、見れる状況に無いので
そう、ネガティブに考えていた。

左で当たるときは、深めに当たらないと、、、

そう考えている内に、13旗門目、視界が開けた。

15から16へ、ねらい通りのライン。
プレジャンを入れ、ほとんど浮かずに急斜面へ。
予想通りの位置に17旗門目が見える。

引っかけないために、深く被らなければ、

カツーン。

スライテックとポールのあたる音がリズムを生む。

19旗門目も気をつけて深く倒しこむ。

ちょっと失敗しラインを落とすも、次はまっすぐ目なので
問題は無い。

そうやって急斜面を降りる。
24旗門目のスルー上部は、真ん中から攻めれば、大丈夫。

スピードに乗っている。
ここまではほぼ、完璧だ。
そして、大きく右へターンする。
インスペのねらいのラインよりややアンダーが出たが、
インスペで、その先も大丈夫な事はわかっていた。

あわてず次の急斜面へ

やはり大丈夫だった。

そのスピードを緩斜面へ繋げる。。

と、

「あれ?柔らかい。。」
スピードに乗らない。。

これは、予定外。

ラインはあっているのか?

前に滑った2人のライン
2つとも、もっとふくらんでいる。。

俺が遅いのか、

外のラインの方が雪がはけているのか?

34旗門目、、、軽くウェーブをプレジャンして抜け

疑問なままゴール。。

果たして!??

タイムが表示される。

1:06.30

1位が4秒台。3位が7秒台。

3人滑って、2位。
俺は、速いのか?
遅いのか?

1位のかれは、前日160人抜きの大和田選手。
まあまあなのか?

その後から、ぞくぞくと顔見知りの選手が入ってくる。。
7秒台。。

次も7秒台。

その後、宮岸、範充と速い選手が入ってくる。

やはり5秒台。
孝太郎が4秒台。

それでも私は5位だった。

結局男子第一シードが滑り終わった時点で、私は5位。

6秒台にもう一人入っただけだった。

「うれしい!」
「ねらい通りだ。」

しかも、成年C組のなかでは1番。

ちなみに、6位の選手が6秒89?ぐらい。

そして、7秒台にはおおくの選手がひしめいている。

ただ、そこへは約1秒の差をつけることができた。。

なかなかだ。

うれしかった。。

 

つづく


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