スキーのイメージで、滑りが変わる? [アルペンスキー]
最近、前走をやるようにしている。
ただ、前走をするのでなくて、
うまい選手が前走する時に、その次の前走として、その選手の残したラインを追って滑るのだ。
あと、じつは、ヨーロッパに行った時、
他国のナショナルチームのポール、入っちゃったりもしてます(^^)
(イタリア女子 コストナー選手と イタリアバルセナレススキー場にて)
どちらも、良いイメージを得るため。。
前走が、やみつきになり始めたのは、04-05シーズンの1月。
国体予選前に大会に出たかったのだが、都連の大会(よませ)に申し込み忘れてしまった。そのため、急遽前走として大会コースを滑らせてもらった。
そのときの、私の前に滑った二人の前走がうまかった。ラインが良い。
明らかに普段の私とは違うタイミング。
整備されたコースの上に二人分の良いタイミングの良いライン。その後を滑ると、否が応でも、そのタイミングに合わせないと不安になる。。。
おかげで、前走のタイムも非常に良いものとなった。
私の滑りを見ていた(山本)治さんも、
「前の二人に触発されて、落としていった良いラインだったよ!」
と
その後には、菅平で行われた埼玉県の予選も、滑らせてもらった。
前走1番、原田達也さん、2番比留間さん
これも良いラインが残っていた。菅平なのに、柔らかい雪であったが、苦戦しつつも、比留間さんとほぼ同タイムで滑ることができた。
そのころから、練習量より、イメージかなぁと思った。
そして、その年の4月
野沢温泉カンダハーで、正一さんの後を滑ったときに、
まさにそれを感じた。
正一さんの完璧なライン。
まるで、レッスンされているか、後ろをついて滑っているかの気分になった。
ゴール後のタイムを見ても、いつも方を並べている選手に2秒近くの圧倒的な差でゴールしている。
前走なので、もちろん条件は良いが、それほどは変わらないだろう。
これが、イメージの差なんだろうか?
そして、11月イタリアバルセナレス。
イタリアの女子チームが練習していた。今年、オリンピックの本番。本気モードの彼女たち。
4名の選手が練習していた。
技術だけでなく、体重、筋力ともに、我らに引けを取らない彼女たちの滑りは、もちろん見るだけでも参考になった。
そして、昼休みにポールを張ったまま、食堂に休憩に入った。
入らせて頂いた。
4人の女子選手が午前中に3~4本滑ったのだが
ラインが4つしかない。
それは、本当に細かく見ると、1人の選手が、4回とも同じ位置を滑っているので、スキーの後は、微妙に見える。
あれは、写真に撮って残しておくべきだった。
私は、写真のウェアをきていたので、多少、パラシュート効果があり、楽に滑ることはできたとはいえ、
その4つのラインの中間位置を狙って、いつもとは全く違う早いタイミングで切り替えながら滑った。
すごい楽だった。「なんだ、簡単なポールじゃぁないか?」
って思うほど楽だった。
リフト沿いにあるそのセットを、我らのチームの選手も見ていた。
徳増さんが
「古川君、今すごく、うまかったねぇ~。あれなら、あのセット滑ってても文句言われないよ。ナショナルチームの選手みたいだった!」
なんて、お言葉
そのあと、自分たちの後れたラインのポールを2本滑ったら。
徳増さんに「いつもの古川君に戻っちゃった。。」
(*_*)
つづく、
elanを履いてるhiroです。
そういう効果はすごくあるよね。
まぁ、でも普通の人はそうそう前走をやらせてもらえるわけじゃなし、
ワールドカッパーのラインを滑れるわけではないから、贅沢な練習ではあるなぁ。
いいイメージが具体的であればあるほど、それほど練習量を必要としなくなってくるんじゃないかな。
by hiro (2006-05-10 16:36)
そう、そんな贅沢な練習はあんまり無いんだけど、
そのレベルにあった最善の練習方法を見つけて、やるってことが大事だよね。
先週の正一さんのミーティングでも言っていたな。
続編ブログでは、その辺についても触れようと思ってる。
by nfuru (2006-05-10 20:46)