世界の高速系２

バルセナレスで一週間の練習を終えた我らはミラノから帰国の途に着くことになっていた。
イタリアにはじめてくる人もいるのでミラノでの１日観光付き、、、

が、わたしは、その前の年もきているので
もっと滑りたかった。。

とうことで、中川さんと交渉し、イタリアキャンプ2回目以降の皆様と、ミラノから行けるスキー場にスキーをしに行くこととなった。

そう、それがチェルビニア。
イタリアとスイスの国境にあるスキー場。
マッターホルンの麓に広大に広がるスキー場だ。

ミラノからレンタカーをかりてチェルビニアへ。
チェルビニアというスキー場は本当に広大であった。

ゴンドラで上がったかと思ったら
さらに上にロープウェイで上がる。

ロープウェイが登るのはあたり一面の雪景色の上。
幅何百メートルという広大なバーンが広がる中をロープウェイが上がる。

そんななか、ゴンドラ内にオーラを放つ人がいた。

「クリスチャン・ゲディーナ」

なかなかおちゃめな選手で
隠し撮りしようカメラを向けてもこの通り

さて
どこでトレーニングしているのだろうか？

ゲディーナは駅舎の下の方に消えて行った。

上のバーンに上がったがゲディーナが滑っていそうな場所はなかった。
駅舎の脇にあった立ち入り禁止のバーンへと行ったのだろうか？？？

たしかにコースはクローズされていたが
ロープウェイからみる限り全面滑走可能なかんじだった。

彼専用のバーン？？？
とても入りたくなった。。

それでもまずは上のバーンに上がり
我々はマッターホルンを背に記念撮影などし
色々なコースを堪能した。

そして、帰路へとつく。

帰りにロープウェイの駅舎前に集合としたのだが
先程のクローズされているバーンに、地元のスキースクールのスタッフ達が入って行くではないか。

「これは大丈夫だな」

と、いうことで、キャンプ参加者ご一行様とは、ロープウェイの下の駅で待ち合わせし、
立ち入り禁止コースへ入ってみた。

雪質はたいへんよく、なんといってもどんなに大きなターンをしても全く狭さを感じない。

だれもいない広大なバーン。
そのバーンが私だけのものであった。

今までに出したことのないようなスピードと板のサイドカーブよりも十分大きいターン弧。
今までになかった滑走感。スキーの楽しさの本質を感じることができたひと時であった。

本当に楽しかった。
このフリースキーができるだけでも、海外にくる価値はあると思った。

みんなと合流して「どうだった？」って聞かれて
「最高だったよ！！！」先程感じたことをみんなに伝えた。

ゲディーナを始め海外の選手たちは
このようなところをフリーできるのか。。。。

うらやましかった。

日本にこんな広い安心してスピードを出せるバーンは無い。。
この半分の幅でも良いから回りを気にしないでフリーできるバーンがあればなぁ。。。

日本でアルペンスキーをすることの大変さ、こと高速系のトレーニングをすることの大変さを感じた。

まだ、続く。

コメント 5

死ぬまでに 一度は行きたい チェルビニア

死ぬまでに一度プラトローザを滑走しなくては・・・
我が家のルーツですからねぇ

ちなみに最近リーチがチェルビニアで骨折したようですな。
by ocha2ke (2007-03-08 22:36) 

→ocha2ke
そっか、ルーツか。
プラトローザね。。
by nfuru (2007-03-09 23:14) 

「回りを気にしないでフリーできるバーン」→会津高原高畑スキー場のブラックコースではダメですか？基本的にお客さんが少ないので、朝一は非常に快適なのですが。
by NYAA (2007-03-13 21:30) 

高畑に行ったことがないので、ちょっとわかりませんが
機会があったら見に行ってみますね。
情報ありがとうございました。
by nfuru (2007-03-14 07:56) 

千葉県連のホームゲレンデと思っていましたが。もっとも、基礎系の方ですが。標高が低いので、雪が柔らかいとなんともなりませんが。

私は、ハンター通いです。朝一、アイスバーンであることが多く、１時間ぐらいは快適ですかね。まあ、すぐ混んでしまいますが。ポールバーンは、固くて快適です。
by NYAA (2007-03-14 17:31)